現在にもその名の残る平田氏帯平田式十二反応帯は、その名の通り平田内蔵吉が定めたものです。

 平田内蔵吉以前にも、内臓器官に不具合が生じた時に体の皮膚が赤くなったり痒くなったり知覚過敏が起こることを発表した「ヘッド氏帯(Head's zone)」の情報は我が国にも伝わって知られていました。
 また、東洋医学における経穴(ツボ)・経絡との関係も知られていました。

 どちらについても内蔵吉は研究し、あるいは有名な療術師を訪ね、あるいはそれぞれの効果を確認していたようです。

 一方、延べ数千人という数多くの施術経験を重ねていく中で、それら伝えられている場所以外にも過敏な反応が起こることにも着目していました。

 対応部位とともに刺激部位や刺激方向に関しても、さまざまな試行や変遷があったことは発表された書籍などからうかがい知ることができます。
 昭和5年の段階で、7月に刊行されベストセラーとなる『平田式心療法 ~熱鍼快癒術』や、それに先立つ3月に研究会の会員向けテキストとして刊行されていた『平田式心理療法』(心療専門学院)では、ヘッド氏帯の図や皮膚知覚帯(デルマトーム)と呼ばれる脊髄神経による皮膚知覚支配分布にのっとった刺激を行なっていた様子が見られます。


 『平田式心療法 ~熱鍼快癒術』の刊行時の図譜。
 皮膚知覚帯が基準になっていた。
※参考 医学用語集めでぃっく 「デルマトーム」の項

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 テキスト『平田式心理療法』(心療専門学院)内に掲載されていた対応部位の図。
※海外サイトのヘッド氏帯の説明当時発表されていた図
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